【apocalypse 2】
新約聖書「レビ記」に、ゴーレム(גולם)に関する記述がある。
ゴーレムとはヘブライ語で、胎児や蛹など未完成のものを意味する語であった。
ゴーレムは、祭司の作った土人形で、その額に真理(אמת)と書いた札を貼ると、命を宿すのだという。
ゴーレムの稼働を停止するためには、אמת(emeth)のא( e )の一文字を消し、「מת」(meth)にすれば良い。
methとは、死(death)である。
2024.04.11
【apocalypse 1】
太古、三人の帝が統治する時代。
東の帝と西の帝は、中央の地に赴いた時、中央の帝は二人の帝を厚くもてなした。
東の帝と西の帝は、中央の帝の徳行に報いようと考えた。
中央の帝には、知覚が無かった。
名を「混沌」と言った。
そこで東の帝と西の帝は、「混沌」に目・耳・鼻・口の七つの穴を空けた。
七日後、「混沌」は死んだ。
2024.04.07